ギターを使って簡単にカッコイイコード進行を作る
今日はギターを使った便利な作曲方法を紹介します。
その作曲方法なのですが、Dメジャーキーで作曲するという事です。
どうしてDメジャーキーを奨めるかというと、ギターの場合ほとんど同じフォームを保ったまま作曲できるという利点があるからです。
これは演奏する時にも非常に楽ですし、なにより感覚的に作曲する事ができます。
BUMPやRADもよく使う手法なので覚えておいて損はないはずです!
ではまずDメジャーキーでのダイアトニックコードを確認しておきましょう。
Dメジャースケールが D E F# G A B C# D なので、
ダイアトニックコードは、
- Dメジャー
- Eマイナー
- F#マイナー (今回は出番なし。代わりにDM/F#を使用)
- Gメジャー
- Aメジャー
- Bマイナー
- C#マイナー♭5(使い方が難しい為今回は使用しません)
の7つになります。↑で書いた二つ以外のコードを使って曲を作っていきます。
(ちなみにDM/F#とはなんぞと思う方もいるかもしれませんが、これはDMの第一転回形になります。DMのベース音(一番下の音)がF#に変わったものです。機能的にはDMと同じなのですが、聴いた感じ結構違うのが分かると思います。これは分数コードというものなのですが詳しくは別の記事で紹介したいと思います。)
これがトニックのDメジャーです。(厳密にはDadd9(omit3))
普通、Dメジャーを押さえる時は1弦2フレットも押さえるのですが、今回はそこを開放弦にする事によってDadd9(omit3)というコードにしています。弾いてみると分かると思いますが中々オシャレな響きがしますよね。僕もよく使っています。
まずこの押さえ方が基本フォームになります。
そしてここから派生させて
Bm(T)
AM(D)
GM(SD)
DM/F#(T)
Em(SD)
※()内 Tはトニック、Dはドミナント、SDはサブドミナント
※mはマイナー、Mはメジャー
※分かりやすいようにテンション表記は無しにしてあります
このようにこれらのコードをほとんど同じフォームで押さえる事ができます。
基本的にはこれらのコードを適当に組み合わせて弾くだけでも曲になります。
同じ構成音を保ったままベース音だけが変わっていくのでドラマチックでカッコイイコード進行になります。
是非色々と可能性を探ってみてください。
と、これだけで終わってしまうのもアレなので僕のオススメのコード進行を紹介します。
これから出てくる進行を上で紹介した押さえ方で弾いてみてください。
それでは一つめは
GM(SD)→AM(D)→Bm(T)→DM/F#(T)
という進行です。この進行はBUMPの才悩人応援歌などでも使われています。
サブドミナントから始まることによって開放感を感じられてかっこよく、ロックによく合う進行だと思います。
二つ目が
DM/F#(T)→GM(SD)→AM(D)→Bm(T)
という進行です。この進行はRADの有心論などで使われています。
この進行は色々な曲に使われていていますので是非探してみてください。
今回はDメジャーキーで作曲するという事を紹介しました。今回紹介した方法はちょっとした裏技みたいな感じなので、いつもこの作り方で作ってしまうと他のキーで作曲ができなくなってしまう為良くないかもしれませんが、困った時に頼るのは大いにアリだと思います。
また、カポを使うと同じ押さえ方でキーを変えて作曲できるのでカポを使ってみるのもオススメです。
それでは作曲頑張ってください!